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安全な血液をお届けするために〜検査課〜

2011年10月 1日 08:30

 献血された血液は、血液センターに運ばれ、検査課にて血液型検査や感染症予防のためのウィルス検査、生化学検査などを行います。
 今回は、検査室の様子をご紹介します。

感染症検査

k101.jpg この機械は、『全自動化学発行酵素免疫測定装置 CL4800』です。
 B型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルス・HIV-1、2・HTLV-IヒトパルボウイルスB19梅毒などのウイルス検査を行っています。

生化学検査
 この機械は、『自動分析装置LABOSPECT 008』です。
 ATLγ-GTP・総蛋白・アルブミンアルブミン対グロブリン比コレステロールグリコアルブミンなどの、健康状態を把握する検査を行っています。
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血液型検査
k103.jpg ABO式血液型・Rh式血液型・不規則抗体の検査を行っています。
 また、この他にまれな血液型の検査や医療機関からの依頼検査なども行っています。


不規則抗体検査 検体前処理装置 (New Face!)
l104.jpg  左図のように、献血者5人分の血しょうを1本の試験管へ自動的に分注してくれます。
 この試験管を使って下の機械(IH-1000)で検査します。

カード用全自動輸血検査装置 IH-1000 (New Face!)
 これまで人の目と手で判定していた不規則抗体検査(間接グロブリン法)が自動判定されるようになり、さらに客観性に優れた判定結果を出せるようになりました。k105.jpg

k106.jpg いかがでしたか?検査室の様子を少しでもお伝えできたでしょうか?
 これからも、患者さんへより安全で品質の高い血液製剤をお届けできるよう、日々努力してまいります!!

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HLA適合血小板ドナー登録をご存じですか?

2010年7月 1日 08:30

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なぜ必要?
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※2009年1年間に広島県内の
医療機関でPC-HLAを必要とされた
患者さん41名の疾患の割合。




血小板製剤は癌・白血病の患者さんの治療には、なくてはならない製剤ですが、このような患者さんは何度も血小板を輸血されることで、体内では他人の血小板を異物と認識し、抗体を作ってしまうことがあります。
これではせっかく輸血した血小板が患者さんの体の中で、すぐに壊れてしまいます。このような場合、患者さんの血小板の血液型と同じか、それに近いドナーの方からいただいた、個々の患者さん用の特別な血小板製剤(PC-HLA:HLA適合血小板)を輸血することで、はじめて輸血の効果が得られます。

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PC-HLAと通常のPC

見た目はほぼ同じですが、ラベルが少し違います。

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血小板にも血液型がある!

血小板の血液型として重要なのがHLA型と呼ばれるものです。骨髄移植などでは、患者さんとドナーさんが同じHLA型であるほど、移植の成功率が高まることが解っていて、血のつながった兄弟でも、同じHLA型である確率は1/4です。このように患者さんと同じHLA型のヒトを見つけ出すことは困難ですから、患者さんとの適合者を見つけるためには、あらかじめ多くの方々のHLA型検査を行っておく必要があるのです。現在、広島県赤十字血液センターのHLA適合血小板登録ドナーさんは約4000人いらっしゃいます。

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HLA適合血小板登録のながれ

  1. 登録にあたりご説明をいたします。
  2. HLA型検査をさせていただく事にご了解いただけましたら同意書にご記入ください。
  3. 採血後、HLA型検査をさせていただき、その結果をコンピュータで管理します。
  4. 後日、輸血を必要とされる患者さんが現れた場合、コンピュータからドナー候補者を検索し、患者さんと適合する方々に電話等で血小板献血のお願いをいたします。

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このたび(2010.04〜)そのHLA型検査方法がDNA検査法になり、精度が向上しました。残念ながら献血ドナーさまには、ご本人のHLA型をお知らせすることはできませんが、日々、血小板を必要とする患者さんのために、HLA適合血小板ドナー登録にご協力をお願いいたします。

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HLA抗体検査のたよりになる助っ人フロ−サイトメ−ター

2009年7月 2日 13:25

検査課ではHLA関連検査を行っています。

HLAって何かな?
 
 ヒト白血球型と言って、さまざまな移植をするときに拒絶反応をおこすかどうかの指標になる重要な遺伝子の中の一部です。
 HLAは白血球や血小板の表面にHLA抗原として存在します。

フロ−サイトメ−タ−ってどんな機械?
 
 細胞や微生物等の浮遊液にレーザ−光をあてて大きさや内部の構造や量を測定する機械です。
 血小板輸血で効果が見られない患者さんに対しHLAなどに対する抗体の有無を検査します。

どうしてフロ−サイトメ−ターが必要なの?
 
 血小板が必要な患者さんに血小板を繰り返し輸血すると、血小板を輸血しても血小板の上昇が見られなくなってくる患者さんがいます。それは血小板を頻繁に輸血した影響で、血小板表面に存在するHLA抗原に対するHLA抗体が患者さんの血液中にできてしまい、輸血された血小板が壊されてしまうためです。

 そのようにHLA抗体ができてしまった患者さんには、HLA抗体の種類を特定してその患者さんに適合した血小板を選ぶ必要があります。そこで頼りになるのがフローサイトメーターなのです。

 フローサイトメーターによる検査は感度が高く、従来の検査法を1とすると2倍〜64倍の感度になります。2006年からフロ−サイトメ−タ−を使用した検査方法に変更しました。この高感度検査法に変更して以前には検出できなかったHLA抗体も検出できるようになり、患者さんはもちろんHLA検査担当者の強い味方になっています。

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検査機器にNew Face 登場

2008年7月 4日 14:57

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全国の血液センターの検査部門が11ヶ所に集約されたことによって、血液検査の大量処理が 必要となってきました。そこで次世代感染症検査システムとして開発されたCL4800(富士レビオ製) が2008年5月26日から、ここ広島センターでも稼動を始めました。

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【大きいでしょ。手前は自動遠心ユニットです。】     【ここがこの機械の心臓部(分析ユニット)
                                   にあたるところです。】



kensa03.pngこの検査機器は、化学発光酵素免疫測定法(聞きなれない言葉だとは思いますが・・・)を用いて、従来の検査法よりもさらに検査精度を上げ、総ての工程が自動化された素晴しいものとなりました。
ただし、検体の遠心分離から開栓、感染症検査、生化学検査までの一連の作業をフルオートメーション化しているため、検査室の半分近くをこの機械が占拠することになりました。
(TOT)

【感染症の分析が終わった検体はここを通って生化学検査へ。】



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これからも、患者さんへより安全で品質の高い血液製剤を供給できるよう、日々努力してまいりますので、多くの方々の献血へのご協力をよろしくお願いいたします。


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検査機器リニューアル

2007年10月 4日 10:36

今年4月の検査集約に伴い、長年がんばって働いてくれた自動検査機器が次々に新しくなりました!

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☆☆ 新しく仲間が増えました ☆☆

検査集約に伴い山口・島根・愛媛から男性3名・女性3名の職員が広島に来てくれました。

各地域の方言が飛び交い、より一層賑やかな検査室になりました。

4県力を合わせてがんばってま〜す!


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