2010年7月アーカイブ

HLA適合血小板ドナー登録をご存じですか?

2010年7月 1日 08:30

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なぜ必要?
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※2009年1年間に広島県内の
医療機関でPC-HLAを必要とされた
患者さん41名の疾患の割合。




血小板製剤は癌・白血病の患者さんの治療には、なくてはならない製剤ですが、このような患者さんは何度も血小板を輸血されることで、体内では他人の血小板を異物と認識し、抗体を作ってしまうことがあります。
これではせっかく輸血した血小板が患者さんの体の中で、すぐに壊れてしまいます。このような場合、患者さんの血小板の血液型と同じか、それに近いドナーの方からいただいた、個々の患者さん用の特別な血小板製剤(PC-HLA:HLA適合血小板)を輸血することで、はじめて輸血の効果が得られます。

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PC-HLAと通常のPC

見た目はほぼ同じですが、ラベルが少し違います。

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血小板にも血液型がある!

血小板の血液型として重要なのがHLA型と呼ばれるものです。骨髄移植などでは、患者さんとドナーさんが同じHLA型であるほど、移植の成功率が高まることが解っていて、血のつながった兄弟でも、同じHLA型である確率は1/4です。このように患者さんと同じHLA型のヒトを見つけ出すことは困難ですから、患者さんとの適合者を見つけるためには、あらかじめ多くの方々のHLA型検査を行っておく必要があるのです。現在、広島県赤十字血液センターのHLA適合血小板登録ドナーさんは約4000人いらっしゃいます。

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HLA適合血小板登録のながれ

  1. 登録にあたりご説明をいたします。
  2. HLA型検査をさせていただく事にご了解いただけましたら同意書にご記入ください。
  3. 採血後、HLA型検査をさせていただき、その結果をコンピュータで管理します。
  4. 後日、輸血を必要とされる患者さんが現れた場合、コンピュータからドナー候補者を検索し、患者さんと適合する方々に電話等で血小板献血のお願いをいたします。

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このたび(2010.04〜)そのHLA型検査方法がDNA検査法になり、精度が向上しました。残念ながら献血ドナーさまには、ご本人のHLA型をお知らせすることはできませんが、日々、血小板を必要とする患者さんのために、HLA適合血小板ドナー登録にご協力をお願いいたします。

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