2009年12月アーカイブ

あなたの献血してくださった血液って、どうなっている!?〜第3話〜

2009年12月 1日 15:22

ようこそ、製剤課へ!!
 前回(第2話;2008年12月更新)の時は、 血液は遠心機という機械によって血漿と赤血球に分離することをお話しました。
 今回は、400mL献血の血液の分離後について前回の続きをお話します。20091201-1.png



<写真1> は、血液自動分離装置3台に3人分の献血血液をセットしています。(全部で9台あります。)

血液自動分離装置は、遠心機によって、2層に分かれた血液を「赤血球」と「血漿」に分離する機械です。

上層部分の「血漿」は左上のバッグに移動し、下層の「赤血球」には右上から保存用の液体が注入されて分離終了です。
20091201-2.png
<写真2>は、1人分の400mL献血血液を自動分離装置(分離後)から取り出したものです。「赤血球」と「血漿」は別々のバッグに分かれました。

これを切り離します。

切り離した「赤血球」と「血漿」はそれぞれ、定められた容量内か測定した後、製剤ラベルを貼付し、適正な温度で保管します。


赤血球について<写真3 左>

輸血用血液 「赤血球濃厚液-LR」(400mL献血に由来する赤血球1袋)<写真3>
になります。
 
また、輸血後GVHD(移植片対宿主病)の予防方法として有効な放射線照射(15Gy)を行い、「照射赤血球濃厚液-LR」(400mL献血に由来する赤血球1袋)になります。 

血液への放射線照射については、次回詳しくお話します。     
20091201-3.png
 
血漿について <写真3 右>

大型冷凍庫で凍らせて-20度以下に保ち、「新鮮凍結血漿-LR」(400mL献血に由来する血漿1袋)になります。

 このように、広島県及び島根県内で皆さんに献血いただいた血液は、製剤課に搬入されてから約1時間で、それぞれの製剤に調製されています。
 
 私たちは、血液を大切に扱い、そして患者さんの安全性を考慮しつつ日々輸血用血液を調製しています。

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