2009年7月アーカイブ

HLA抗体検査のたよりになる助っ人フロ−サイトメ−ター

2009年7月 2日 13:25

検査課ではHLA関連検査を行っています。

HLAって何かな?
 
 ヒト白血球型と言って、さまざまな移植をするときに拒絶反応をおこすかどうかの指標になる重要な遺伝子の中の一部です。
 HLAは白血球や血小板の表面にHLA抗原として存在します。

フロ−サイトメ−タ−ってどんな機械?
 
 細胞や微生物等の浮遊液にレーザ−光をあてて大きさや内部の構造や量を測定する機械です。
 血小板輸血で効果が見られない患者さんに対しHLAなどに対する抗体の有無を検査します。

どうしてフロ−サイトメ−ターが必要なの?
 
 血小板が必要な患者さんに血小板を繰り返し輸血すると、血小板を輸血しても血小板の上昇が見られなくなってくる患者さんがいます。それは血小板を頻繁に輸血した影響で、血小板表面に存在するHLA抗原に対するHLA抗体が患者さんの血液中にできてしまい、輸血された血小板が壊されてしまうためです。

 そのようにHLA抗体ができてしまった患者さんには、HLA抗体の種類を特定してその患者さんに適合した血小板を選ぶ必要があります。そこで頼りになるのがフローサイトメーターなのです。

 フローサイトメーターによる検査は感度が高く、従来の検査法を1とすると2倍〜64倍の感度になります。2006年からフロ−サイトメ−タ−を使用した検査方法に変更しました。この高感度検査法に変更して以前には検出できなかったHLA抗体も検出できるようになり、患者さんはもちろんHLA検査担当者の強い味方になっています。

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