2008年1月アーカイブ

白血球は輸血の敵!? 〜血液センター1年目、新人の驚き〜

2008年1月 4日 10:34

 最近「献血した血液ってそのまま患者に輸血されるん??」とよく聞かれます。

 答えは、NO!です。血液は各成分に分離・調製され、患者さんの元に届けられます。
 「医療機関が必要とする血液製剤をつくる」、私が働く製剤課の仕事を紹介します。


Q:これは献血していただいた血液を受け入れた後、最初に行う作業です。
  何をしているところでしょうか?


seizai.png

A:献血していただいた200mL、400mLの血液から白血球を除去しているところです。

 平成19年1月16日から、全血献血由来の血液製剤に対して、血液の保存前に白血球を除去する「保存前白血球除去」が開始されました。

 白血球は、体内で自分以外の細胞などを外敵とみなして攻撃し、体を守ってくれています。
 しかし、輸血によって患者さんの体に入ると、発熱などの副作用を起こす厄介な存在になって
しまうことがあるのです。
 写真のように、血液を吊り下げてフィルターに通し、大部分の白血球をあらかじめ除去することで、輸血副作用の軽減が期待されます。


 今後とも「より安全な血液」を患者さんに届けるため、製剤課は進化し続けます!

カテゴリー:
記事検索